オーストラリア反捕鯨の立場⑤

さて、オーストラリアの捕鯨問題を見てきましたが、今回がまとめになります。捕鯨問題と領土問題を絡めて見てゆきましょう。

⑤捕鯨と領土問 題オーストラリア反捕鯨の立場

そもそも南極には基本的に領有権を主張することができません。これは『南極条約』によって定められている問題であり、日本はもとよりオーストラリアも約定国に名を連ねております。

しかしながらオーストラリアを含む数カ国は南極海に領有権があると主張しています。しかしながら、国際的にそんなものが認められる可能性は非常に低く、さらには、そんなことしたら戦争に発展する可能性すらあります。

南極条約ですが、そもそも、南極の領有権を各国が主張し始めた時に、それらの問題を平和的に解決するために1959年に締結された条約です。それを反故にして領有権を主張すること自体が、植民地政策を推進し、各国を蹂躙してきた欧米諸国の発想に他ならないのです。

しかしながら、オーストラリアも自国内では、南極にオーストラリアの領土が有ると主張し続けており、国内でもそれが当然のように語られています。

その理由は、2008年にオーストラリア連邦裁判所がこんな判決を出しています。クジラ保護海域という名の海域を定めていますが、これは、オーストラリアの排他的経済水域(EEZ)に定められたもので、オーストラリアが主張する南極沿岸も含まれているのです。

 

クジラ保護区域を勝手に制定するのはよいでしょう。国家予算をかけて南極のクジラを増やすプロジェクトでもすればいいですよ。

でも問題は、『南極沿岸のEEZは我が国の領土であるから、日本の捕鯨は違法であり、即刻中止するように』との操業停止のさし止め命令を出してしまったのです。

捕鯨をやめてほしいというのはよいでしょうが、それと領土問題を絡めてしまったのはいただけないですね。

国のもくろみとしては、捕鯨問題を引き合いに出して、国民に領土問題の正当性を訴えたいのでしょう。

南極条約を無視し、南極に領有権を主張すること自体が、反平和的であり、帝国主義、白豪主義の表れと言えるのではないでしょうか。

 

以上のように、捕鯨問題は、人種差別、白豪主義、領土問題などのプロパガンダにうまく利用し、単純な国民を方向づけているだけとしか思えません。

皆さんはどのようにお考えになりますでしょうか?


より多くの人に捕鯨問題に関心を持っていただけるよう、ブログランキングのクリックをお願いいたいます。
にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

関連記事

  1. オーストラリア反捕鯨の立場⑤
  2. オーストラリア反捕鯨の立場④
  3. オーストラリア反捕鯨の立場③
  4. オーストラリア反捕鯨の立場②
  5. オーストラリア反捕鯨の立場①

< オーストラリア反捕鯨の立場④  <<戻る | 次へ>> アメリカの捕鯨問題 >


コメントする